日本は一年を通して「寒暖の差」と「湿度の差」が激しい国です。
首都圏でも冬の夜は氷点下近くまで下がり、湿度は30%未満となります。
夏は40℃に近づき湿度は70%超えます。
木造住宅が主流の日本では、この春夏秋冬の温度と湿度の変化が住宅にとっても人にとっても大きな負担になります。
在来工法の住宅の多くは、既成品のマット型ロックウールやグラスウールを使用しています。
これらでも、施工を完璧に行えば高度な断熱性能を得ることが出来ますが・・・
実際は、大工が木工事の片手間に施工することが殆どで、雑な充填作業が行われています。
そこから生まれる隙間から室内に入る冷気や熱気、そして内部結露が日本の住宅の欠点とされてきました。
これは、他の工法(2X4や軽鉄・プレハブ)でも同じことがいえます。
外断熱だろうと内外断熱であろうと基礎断熱であろうと、雑な施工をすれば、どんな良い物を使っても寒い家になることを「買う側」「建てる側」が知らなければなりません。
日本の住宅市場は、国主導で住宅性能の数値化が進められています。
「耐震」「断熱」「省エネ」「劣化」「維持管理」「耐風」「耐火」etc、全項目は30を超えます。
数値が高い家は、性能が高い。
数値が高い家は、信頼が出来る。
数値の高い家を建てよう、買おう。
ほとんどの人がそう考え、自分の家に対して、高い数値を求めます。
ですが、これが今、大きな問題を生んでいます。
高いお金を払って高性能断熱材やトリプルガラスサッシなどを使い断熱等級6や7を取得しても、完成した家は全く気密がとれていないなんていう悪夢が、今の建売や注文住宅に普通に起きています。
驚くことに、全館空調で有名な大手メーカーでさえ「冬寒い」という断熱欠陥のクレームがネット上で多く見受ける現状となっています。
何が悪いのかは、ここでは言及しませんが・・・
当社は、建売住宅を手掛けて30年の間、様々な断熱材を施工してきました。
今流行りの「ウレタンフォーム」も10年以上前に採用して経過を見てきましたが、期待する効果はありませんでした。
そして、最終的に行きついたのが日本製紙株式会社が手掛ける乾式セルローズファイバー断熱「スーパージェットファイバー」です。
一般の人が全く知ることの出来ない『見えない断熱のリスク』を、この工法は簡単に取り払うことが出来きます。
そして、日本の在来工法住宅の弱点を簡単に埋めることが出来ます。
現在、当社の住宅の断熱材は、100%スーパージェットファイバーを採用しています。
セルローズファイバーの住宅は、本当に「冬暖かく」「夏涼しい」家になります。
費用は、30坪の住宅で約100万円程度と、一般断熱の10倍を超える超高額となりますが、居住後の光熱費が半分以下に抑えられる可能性があり、コストパフォーマンスは良いはずです。
でも、この断熱材を使っても、断熱等級5を取るには・・・
各部屋の窓を限りなく少なく小さくして、掃き出しの引き違い窓がある場合は「トリプルガラス・Low-E」に変更しなければ、クリアできないのです。
住宅●能評●制度、矛盾してますね。
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