以前、大工の棟梁から、こんな話がありました。
「家がドンドンと簡略化され、昔ながらの腕を振える場が無くなってしまった。ノミもノコギリも使えず、玄能も叩いたことのない大工が大勢いる。できれば、それら技術を使える場を若い者に与えてほしい。」
当社住宅は、在来工法です。
ツーバイフォー・パネル工法・プレハブ工法・ユニット工法・プレキャスト工法等、様々な新しい工法や簡略化された工場製品が開発されている中、昔ながらの柱・梁・筋交いを組み立てる日本の伝統的な工法を採用しています。
在来工法の特徴は、「素材や大工の腕が仕上がりを左右する」ということ。
素材と大工の技術が、在来工法の両輪なのです。
良い素材を基に、存分に腕を振るってもらうのが住宅のあるべき姿です。
また、当社の住宅は、意匠設計を建築家に依頼することが多く、経験が豊富な大工でなければ、逆に建てるのが難しい。
大工だけではありません。
住宅には多くの職人の技が集結します。
・建築士
・基礎屋
・配筋(鉄筋)屋
・足場屋
・材木屋
・大工
・板金屋
・左官屋
・サイディング屋
・コーキング屋
・タイル屋
・防水屋
・電気屋
・ペンキ屋
・クロス屋
・畳屋
・水道屋
・ガス屋
・断熱屋(セルローズ・ウレタン吹付)
・防虫防蟻屋
・サッシ屋
・ガラス屋
・建具屋
・家具屋
・設備屋(水回り)
・外構屋
・土間屋
・植木屋
これら協力業者の方々の力なくして、家を完成することは出来ません。そして、誰か一寸でも手を抜くと、家は欠陥につながります。一人一人のこだわりとプライド、そして信頼関係がなければ、どんなに良い素材を使っても、良い家とはならない訳です。
こだわりある職人方は、皆、口をそろえます。
「手ごたえがある、面白い仕事がしたい。」
ここで、当社と職人との「需要と供給」が見事に合致するのです。皆、当社の要望に応えてくれる、熟練の技術集団です。
彼らに「平成の仕事は大変だけど面白いよ。」と言い続けてもらえるよう、日々、住宅と向き合っています。
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<建売・善行/軒化粧杉板張/金井大工>
<建売・由比ガ浜/天井杉板張/遠藤大工>
<建売・材木座/建築家伊藤氏/井関・遠藤大工>
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